Android、2012年には世界スマートフォン市場でシェアが約50%に――Gartner予測
Gartnerは2010年9月にも予測を出していたので、それと比較をしてみた。
まずは 2010年9月時点でのGartner予測。
OS名 | 2009年 | 2010年 | 2011年 | 2014年 |
---|---|---|---|---|
Symbian | 46.9% | 40.1% | 34.2% | 30.2% |
Android | 3.9% | 17.7% | 22.2% | 29.6% |
BlackBerry | 19.9% | 17.5% | 15.0% | 11.7% |
iOS | 14.4% | 15.4% | 17.1% | 14.9% |
W-Phone | 8.7% | 4.7% | 5.2% | 3.9% |
その他 | 6.1% | 4.7% | 6.3% | 9.6% |
(資料:Gartner/ITmedia)緑=シェア上位 |
次に 2011年4月のGartner予測。(2010年予測も加味して加工済み)
OS名 | 2009年 | 2010年 | 2011年 | 2012年 | 2015年 |
---|---|---|---|---|---|
Symbian | 46.9% | 37.6%(-2.5) | 19.2% | 5.2% | 0.1% |
Android | 3.9% | 22.7%(+5.0) | 38.5% | 49.2% | 48.8% |
BlackBerry | 19.9% | 16.0%(-1.5) | 13.4% | 12.6% | 11.1% |
iOS | 14.4% | 15.7%(+0.3) | 19.4% | 18.9% | 17.2% |
W-Phone | 8.7% | 4.2%(-0.5) | 5.6% | 10.8% | 19.5% |
その他 | 6.1% | 3.8%(-0.9) | 3.9% | 3.4% | 3.3% |
(資料:Gartner/ITmedia)2010年括弧=前回予測との差分 |
7ヶ月でそんなに変わるか!?と言うほどの状況変化。
まさにスマートフォン戦国時代。
各OS毎に、いろいろと考えてみる。
■Symbian OS
Nokia が Microsoft Windows Phone と提携したため、衰退する運命。
独自OS路線を完全に捨てきってはいないだろうが、開発力で他に負ける以上、選択肢としては独自OS復活は難しいだろう。Intel(MeeGo)を捨ててMicrosoftへ。
■Android OS
2010年は前半と後半で温度差があり過ぎて、予測が大きく外れた。
2011年で達成する数値を2010年で達成した、その勢いはいつまで続くのか!?
今のところ、勢いが衰えるどころかどんどん増している。
クリアすべき課題も沢山あるが、順当な進化を遂げ続けている。
■BlackBerry OS
堅牢さから、ビジネス用途に多く使われているが、時代の流れか少しずつシェアを落としている。Android アプリ互換を新兵器として用意しつつあり、生き残りに賭けた舵取りの結果は如何に。
■ iOS
2010年はiPhone 4やiPadが大きく世間を賑わした・・・が、世界シェア的には1.3%しか伸びがない。
iPhone4やiPadが売れたのは事実だが、それ以上にスマホ市場が広がったため、数値として低くなってしまったのだろう。
iPad2の魅力不足、iPhone5の投入の遅れを考えると、2011年はGartner予測を大きく超える事はなさそうだ。
しかし、製品忠誠度は相変わらず高い。今iOSを愛用している人がいきなり他の製品に鞍替えという事はなさそうなのでシェアを大きく失う事もないだろう。
■ Windows Phone(Windows Mobile)
Windows Phone 7 のやる気度を3年前に出せていたら・・・。
Nokia を見方につけて、どこまで対抗できるのか。
Nokia 優遇しすぎで他メーカーに冷たくしていたら、シェア獲得は危ういかも。
<まとめ>
2011年、2012年もスマートフォン戦国時代は続く。それ以上は神でも分からない領域。
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